2009年1月1日

初日(この場合ハツジツって感じ~)

Filed under: Britania日誌 — Ballade@店主 @ 11:59 PM

ここはどこだ。
ゆっくりと目覚めようとするその瞬間、
隣から聞こえた悲鳴に全身を緊張させる。
朽木のように倒れる人影。
そばには背から羽を生やした天使のような悪魔。
ベッドから飛び上がり、鞄も確認しないまま扉へと走る。
ハウスキーパーの姿は無い。
転がるように外へ。とにかく遠くへ。
柵。その向こうの森。
ここはムーングロウに違いない。
しかし厩舎には厩務員も馬も居ない。灰色のヘビ。赤目の人影。
何かに躓く。死体。それも何人もだ。
水色、緑、黄色、原色の衣服が血に染まっている。
宿の中の悪魔がこちらに気が付いたようだ。
追いつかれれば死ぬ。それだけのことだ。
街の出入り口に鎧で身を固めたドラゴン。
騎乗しているのは屈強の戦士。赤目の人影とやりあっている。
下から突き上げられる槍を、幅広の剣で受け流しながら斬付ける。
致命傷。違う。かすり傷なのか。
まるでダメージなど無いように槍が唸る。
戦士は何かを呟く。頭上からの斬撃。
槍が光る。落馬。追い打ち。交差。
横に払った切っ先が赤目の腹を抉る。しかし動きに変化は無い。
苦戦か。
眺めていても邪魔になるだけだろう。喘ぎながら南へと走る。
道を外れ、森の中へ。
周囲を石に囲まれた青い光。ゲート。
一度荒い息を吐くと、鞄の中を手荒に探る。
雪球、花火、バレンタインカード、ヘリテージチケット。
そして血を思わせる赤いチケット。
2番目の代物を選ぶ。黄色い箱。白い飛沫。
ゲートを潜りヘイブンへ。
ここは安全に違いない。
銀行横を走りぬけ宿へと急ぐ私の目に、白く輝くゲートが映る。
膨大な作業の報酬。
勝ち抜いたことに意味があったと思う。
その結果に興味は無いが、将来、何かの役には立つかもしれない。
何より店員犬が喜ぶだろう。
行き着いた先は神社。
黒い服を受け取ると、ジェローム行きのゲートへと向かう。
 
 
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
・・・只今、ノンビリと北方謙三を読んでます(笑)

コメントはまだありません »

コメントはまだありません。

この投稿へのコメントの RSS フィード TrackBack URI

コメントをどうぞ

HTML convert time: 0.315 sec.
(C) Electronic Arts Inc. Electronic Arts, EA, EA GAMES, the EA GAMES logo, Ultima, the UO logo and Britannia are
trademarks or registered trademarks of Electronic Arts Inc. in t he U.S. and/or other countries. All rights reserved.